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グループ情報

OUR GROUP

グループ理念

誠実にして 正確を旨とし 社会に貢献すべし

社是

「誠実にして 正確を旨とし 社会に貢献すべし」

教育者でもあった初代社長本田嘉末が制定した社是「誠実にして正確を旨とし社会に貢献すべし」は時代を超えてグループ共通の理念として今に受け継がれています。
2011年にマイケル・ポーターが提唱した「CSV経営」※1は、地域の課題解決を事業化する事であり、まさに社是の意味する理念が学術的な概念として整えられたものととらえています。
九州教具設立の所以は点字図書館建設の資金調達という壮大な課題解決(愛の鉛筆運動)が目的でしたし、その後も時代の要請に応じた商材やサービスに取り組み、地域の皆様と共に歩んでまいりました。近年では、波佐見町との協定締結によるホテル開業で交流人口の増大に貢献するとともに、地元業者との協業により獣害の原因である猪肉料理をホテルで提供するなどSDGsの実践にも力を入れています。また、東彼杵町や川棚町を中心に教育ICT環境の構築に学校関係者と共に長年取り組み、全国でも注目される先進事例となっています。
こうした地域課題の解決という事業に携わること、つまり仕事を通じて、ひとりひとりの社員はそれぞれの持つ独自の能力をいかんなく発揮し、成長していきます。そうした多様性のある社員が、お互いを尊重し、切磋琢磨していくことで企業は最も重要な価値である「永続すること」を実現できるのです。
「ダイヤモンドは着実に仕事をした一片の石炭である」、発明王エジソンの言葉になぞらえれば、我がグループにはひとつとして同じものがない輝きを放つダイヤモンドたちが「社会貢献」の理念のもと、集っているといえるでしょう。

  1. CSV:Creating Shared Value(共有価値の創造)は2011年に経済学者のマイケル・ポーターが提唱。

「愛の鉛筆」運動とは1950年に福岡県立福岡盲学校長の発案で始まった、障がい者の読書及び教育環境改善を目的とする募金運動である。当時の三大鉛筆メーカーのひとつであるヨット鉛筆に特注した「愛の鉛筆」という刻印の入った鉛筆を販売し、その益金を点字図書館の建設資金や点字図書や補聴器など特別支援教育に必要な教材教具の購入資金に充てるというものである。
同校の呼びかけにより「盲学生点字図書館建設委員会」が同年5月に結成され、県教育委員会や県教職員組合、毎日新聞西部本社などが後援、運動の中心的担い手は盲学校の教職員であった。
運動の期間は1955年までのおよそ5年間、その間に福岡から熊本、滋賀、宮崎、鹿児島、静岡、岩手、大阪、島根、京都など1都2府15県へと全国的な広がりを見せた。当時の活動報告として1952年に編纂された資料集には文部省初等中等教育局文部事務官からの一文も寄せられている。戦後復興のさなか、学校図書館法が施行されたのが1954年であり、この運動はそれに先駆ける画期的な取り組みであったと言えるだろう。
九州教具は上記の建設委員会の発足と同じ1950年5月に法人を設立し、この運動における鉛筆の発注、卸売の役割を一手に担った。当社第1期の決算書を見ると、売上の実に98%がこの「愛の鉛筆」であり、まさにこの運動のために立ち上げられた会社であることが見て取れる。終戦により教育者の道を半ばで閉ざされた本田嘉末は、事業により教育と関わり、社会貢献することを目指した。その志は現在に受け継がれている。

ロゴマーク

「ダイヤモンドは着実に仕事をした一片の石炭である。」

これは1300を超える発明と技術革新をおこなった発明家トーマスエジソンの言葉です。
彼は様々な困難・失敗・挫折をものともせず、常識や良識を重視し、人々に喜びを届けたいという一心で、努力を重ねた人物でした。彼の功績は現代においても「人の役に立つ」ものとして、その輝きを失っていません。

九州教具は「誠実にして正確を旨とし社会に貢献すべし」という社是のもと、地域社会の役に立つ企業たらんと70年以上の年月を過ごしてきました。私たちにとって最も大切なことは、社員一人ひとりが「人の役に立つ存在」であり続けることです。
私たちひとりひとり、最初は黒い一片の石炭にすぎないのかもしれません。しかし、お客様のお役に立つために日々切磋琢磨し、自ら考え自ら行動し考え、努力を積み重ねていけば、ダイヤモンドのように輝くことが出来ると信じています。その輝きはひとりひとりすこしずつ違うものでしょう。周りを包む大きな輝き、暗闇をわずかに照らす希望のような小さな輝き、たまに瞬く綺麗な輝き。九州教具グループは「社会貢献」の理念のもとそんな個性的なダイヤモンドが集まって、一つの大きな輝きを放つ企業グループであると確信しています。そしてその輝きこそ私たちがお客様へ提供する価値であると信じています。
私たちのシンボルマークは、ひとつひとつの小さな点が様々な太さの線でつながり、複雑な結びつきを持つ九角形が形作られています。小さな点は九州教具で働く人々であり、お客様であり、取引先の皆さんであり、地域社会の方々です、つながる線はその人々の個性、そしてそれらの個性の繋がりが、有機的に幾重にも重なることで、一つの大きなダイヤモンドを作り上げています。私たちの輝きは、我々だけでなく周囲の多くの皆さんとの協働の中で生まれ、増していくものなのです。
私たち九州教具は「お客様のお役に立つ」という大きな輝きを目指し続けます。